東京都港区にて、FLS(Funai ロジスティクスソサエティ)総会に行ってきました。
今回は引継ぎも兼ねて相模原営業所の中川取締役所長と一緒です。
12月の例会ということでアワードありき、いつもとは違う雰囲気で開催されておりました。
愛東運輸様で行われている木鶏会、朝礼のお話も心を打つものが。
きっと想像を絶するご苦労もされたと思いますが、前向きで明るいエネルギーをいっぱい感じました。
とても立派で素晴らしいと、素直に言える会社様です。
あとは講師陣の方々から2013年10大ニュース、アメリカ視察報告、マーケティングのお話、宅配事業動向、2014年予測などといった講演を頂き、1年を振り返りつつも来年以降の夏島のあり方に思いを馳せておりました。
翌日
こちらの写真はありませんが、去年わたしが非常に感銘を受けたB-Conという会社のセミナーがあり、当講師はそのB-Conの元会長の斎藤氏と聞いて結構びっくりしたものです。
内容としては経営についての基礎知識のおさらい+斎藤講師の実体験からの事例等。
話しがとても上手でわかりやすく、あっと言う間に7時間が過ぎて行きました。
理念経営から始まり、ビジョン、バリュー、ミッション→戦略策定~~成功~~までの流れと要点と注意点、BSC(バランストスコアカード)の策定、コアコンピタンス(中核的能力)マズローの自己実現の話、セルフエスティームの重要性、組織文化、規範、属人的文化、組織構造、人材評価、利益、ロジックツリーから革新(イノベーション)→継続的組織的学習へ
と、わたしとしては復習になり、年に一度は受けておいた方がいいものであり、また、夏島の管理職の人達にもライトでわかり易いので受けてもらっても良いのかな?という感触でした。
ちょっと横道に逸れますが、マズローさんの自己実現というと、最近節々で目にするのでちょっと触れておこうかと思います。
今回のセミナーではマズロー氏の発言
「自己実現をしている人々は、天職や天命と呼ばれる、自分以外の大義、自分にとって大切なものに専念して働く」
という言葉のみで、「人の為になっている人=自己実現の出来ている人」ということでありますが、マズロー氏といえば有名なのが欲求段階説にあるかと思います。
マズローの欲求段階説
1・生理的欲求=喉の渇き、空腹を満たすなど生存、本能に関わる欲求
2・安全の欲求=安全、安定した状態を求め、危険回避をしたい欲求
3・所属と愛の欲求=集団、社会に所属、適合し、愛情友情を満たしたい欲求
4・尊厳の欲求=他者から尊敬されたい、優れていると認識したい自尊欲求(重要感)
5・自己実現の欲求=自己の向上、成長、潜在能力の実現をしたい欲求
1~4は欠乏動機といって、自分以外のもので満たす欲求であり、5は高次であり満たされると一層関心が強化されるという成長動機と言います。
低次から高次へ一方通行(不可逆)であり、低次が満たされて次の欲求へと移るものである。
これは組織行動論、モチベーション理論で、いかにして組織の活性化を図るかという話しですが、4までの欠乏により自尊、セルフエスティームが低い状態であり、他人のためどころか自分のためのみしか行動を起こせなくなります。
これをベースにアルダファーのERG理論、アージリスの未成熟=成熟理論、マクレガーのX理論Y理論、ハーズバーグの動機づけ=衛生理論などへと発展していきます。(他にも諸説あり、不安定の欲求についての記述もあります)
自社社員のモチベーションが下がっている時、どこに原因があって何をすれば良いか、職務拡大なのか職務充実なのか権限不足か、感受性不足か無目標が原因か、何を変化させることによってそのモチベーションなりを立て直せるか。
上司なり同僚なりで出来ることもあるのではないでしょうか。
ちなみに上司にこの欲求が低下していると多くの部下に対して愛の無い環境をもたらしますので要注意です。
(みなさんは大丈夫でしょうか?)
横道が長くなってしまいましたが、ちょっと話のタネに。
これらを踏まえて組織開発セミナーにおいて印象的だった一言で締めようかと思います。
「人間性の低い人は、企業にとって負担である」(P.F.ドラッカー)
おなつ。
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