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2013年10月7日月曜日

夏の終わりの出会いと別れ

夏の間の暑さの影響か、
横浜市ではスズメバチが大量発生しているそうで、
皆様のお住まいの地域でも一層お気をつけて頂きたい次第です。

余談ですが、うちの玄関も開けたら1秒でスズメバチが出没するんです。
そんなハチでもきっと女王バチなのか、
数cm程度まで近づいても一切襲って来たり威嚇もしてこない。
お隣さんちの花が、うちの玄関先まで伸びていて、
ひたすらにその花の蜜を吸っているのでした。

最初の頃はスズメバチというと、やはり恐ろしいイメージもあり
戦々恐々とした日々を過ごしておりましたが
ある日を境にちょっとした情が湧いてきました。

あいつはきっと女王だし、襲ってきたりはしないし、
ただただ本能に従って、種の保存の為、巣を作っているのだ。

夜、コンビニへ行った帰り、
あのスズメバチの事を思い返したり、
帰宅時に「いるかな?」みたいに思う日もありました。

いたらいたで「うぉ」ってなるんですが、
いつもいつも花を行ったり来たりするだけです。
時にはじっと見つめたりもしていました。
結構凶悪な顔をしていましたが、女王です。
襲ってこない針なんて、お菓子のオマケみたいなもんなんです。
かわいいもんだな。
そんな風に思うようにすらなっていました。

でも、わたしは電話したんです。

横須賀はサンホームズの竹永氏に「スズメバチの駆除出来る業者、知りませんか?」と。

もし、あいつ(ハチ)が巣を作って
大量のスズメバチが玄関先に住み着いたら?

今は女王1匹だからいいけれど、
先延ばしした結果が、自分の生活を脅かすモンスターを生み出すことになるかもしれない。
今年、横浜で11人刺されたという記事が脳裏をよぎった。

そう思ったら電話をせずにはいられなかった。

竹永氏は「じゃあ俺が駆除してやるよ」

二つ返事を頂戴し、約束の日、約束の時間に駆除スプレーを持参してきてくれた。

しかし、肝心のハチはいなかったのである。

わたしは、自分で駆除をするという発想はありましたが、いかんせん怖い。
スズメバチは、凶暴だし、襲ってくる。
わたしは防御策など持っていないから。

ハチがいない、ということは、必然的に竹永氏が駆除することは出来ない。
わたしにも無理だ。

ある意味、まぁ、これが運命かな。
あいつ(ハチ)は運が良かったのかもしれない。
今、よくわからない人間に意味も分からず駆除されるより、
たまたまいなかったから命が救われ、花を巡回できる方が幸せだ。

そんな事を考えながら、
竹永氏も次の仕事があるから、と、駆除スプレーをわたしに与え「じゃ」と
去って行ったのでありました。

やれやれ、どうしようか。

そう思い、玄関の方へ振り向くとスズメバチがいたので「うわあああ」と言いながら手に持っていたスプレーをぶしゃーって吹きかけてやりましたら、ぶーんってどこかへ飛んで行って以来、あいつは2度とわたしの前に現れる事がなくなりました。

おなつ。

冒頭に「余談ですが」とありますとおり、
当初全然違う話を書こうとおもっていたのですが
脱線したまま戻れなくなってしまったのでこんな話になりました。
もうしわけございません。

1 件のコメント:

  1. タイトルを見て、どきどきするような切ないお話かと思いました~(^0^)

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