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2022年4月1日金曜日

新年度

 令和4年度がスタートしました。

 令和に入ってコロナ禍、原油高、ウクライナ問題等、世界情勢は非常に厳しことばかりが起きております。それに伴い常識が変わりつつあるので、しっかり時代の流れを押さえて適した会社運営を行う重要性が問われています。

 運輸業というと、遅れているような印象を持たれがちですが、決して全てがそういう訳ではありません。労働環境の改善や、管理体制の強化に伴い収益性は鈍化している部分はあれども、事故の削減を含む品質の向上は非常に進んできていると感じています。広く大きなマクロが変化したことによって、企業が変わらざるを得ないという環境が背中を押したようにも思いますが、ともあれ運輸業は少なからず時代に則した変化をしてきています。

 そんな激動の中、新年度計画を策定するというのは非常に難しいテーマであり、重みのあるものとなります。数字計画に於ける見込の立て方ひとつ取っても、不安定で安定している現状から流れを読み取るのはかなり困難です。ですので、今期に対しては今での計画策定方式とは少し変え、【目標と重要な結果】を各部署にて設定し、達成管理を行うことといたしました。OKRというものです。そして、全体として令和4年度をこのように進めていこうという概略を簡単に記載しておきます。

・組織図の再編に伴う職域、職責の明確化
・営業部の細分化にて『特注輸送課』『営業広報課』設置
 ⇒営業分野に於ける戦略の分化
・安全管理及び品質販売に伴う『SCS』設置
 ⇒高安全維持に対する取組として「Safety Critical System」を構築
・交通事故撲滅トレーナーの育成×7名
・低負荷、低燃費化を追求した車両管理
 ⇒DPF洗浄機を活用した環境対応と故障の削減
・メンタルヘルスに関する相談窓口の設置
 ⇒下期に資格取得次第
・管理業務のDX化に伴う業務効率の改善及び見える化による高速化
・『人事構想委員会』設置に伴い、夏島運輸の働き方、成長スキームを規定

 ざっとはこのような形です。暗黙の了解であったり、不文律による文化を一度明確化させると共に、企業の価値もしっかりと打ち出していけるように取り組みます。
 特には営業部に安全教育を担当させることで、現場と顧客の間にしっかり入ることができる為、運輸業の商品である安全をしっかり担保することができると考えています。

 と、言うことで諸々とまだまだ課題多き時期ですが、新年度というこのタイミングで一度帯を締め直し、より良き年、より成長できる年となるよう努めて参りましょう。


おなつ。

2022年2月18日金曜日

経済安全保障とか

  最近、経済安全保障についてちょっとだけ勉強しているのですが、これがなかなか面白い。面白いというと語弊なんですけど、全然知らないことがたくさんあって、企業でもきちんと経済安全保障に対して興味を持って、何某かか対応できるように意識を向ける必要があると思いました。

 超絶リスペクトしている東京大学先端科学技術研究センター特任教授の國分俊史先生の仰る、エコノミックステイトクラフト(経済的手法による国政術?となるのでしょうか)、非軍事領域に於ける軍事行為の一部として、私たち物流関連の施設や設備はいつでも危機にさらされている。っぽいのです。当然経済の血流として止めてはならない兵站ですから、というだけでなく、技術や知識、人や機密に関わる全てが他国から監視されていて、いつどこで誰が政治的都合で破壊工作を受けるかわからないようです。

 だからと言って今すぐに何ができる…という訳ではありませんが、データセキュリティであったり、特別な技術というものの管理手法は各社工夫して行かないと。という時代になりました。SaaSの活用であったりDXであったり、業務の改善や省力化を進めながら、人と企業と国を守るためにも私たちはできることを探し続ける必要があると改めて思いました。そしてそう取り組むことで結果、全てに対して良かったと思える時代が来るはずなのです。やらない手はない、ということですね。うわぁ。

おなつ。

2022年2月2日水曜日

あと2ヶ月…

  毎年この時期になると、「本年度も終わるなぁ」としみじみしつつ「来年度計画作らなきゃ」と、少し未来へと目を向ける時間が増えてきます。そんなことを始めて9年、というと長いやら短いやらですが、平取締役の頃からやっていたと思うと結構色々な時代に関わってきたな、という感慨があります。


 コロナ禍、原油高、人手不足、2024年問題、ハイテク化していく物流センター…色々ありすぎだろ、運輸業界。計画を作るに当たっては、こういったマイナスの事象をどうやってプラスに転換させるのかが肝になると思っています。マイナスをマイナスのまま被るのは計画していないのと同じですからね。陽転思考で脳みそ回して行きます。そして本年度、あと少しだけどみんな事故なく頑張りましょうね。


おなつ。

2022年1月12日水曜日

本年もよろしくお願いいたします。

  また半年も空いてしまった。頭の片隅にいつもあるのに中々手が付かない。きっといつも長く書くから「ブログを書こう、いや、そんなに時間が無いな」と勝手に脳がルーティン化して「緊急でも重要でもないフォルダ」に分類する癖が付いたのかなと思うわけです。とても重要なことだったはずなのに。

 こういう思い込みや印象というのは厄介で、一度そう思うと新たな発想が生まれにくくなります。が、今後は短くてもちゃんと書こうと、方針をちょっと変えてやっていこうかと思います。できるように変えればいいのです。

 ということで、本年もよろしくお願いいたします。


おなつ。

2021年7月9日金曜日

最近の取組について

  新年度も第一四半期が終わりました。あっという間ですね。


 先般、組織図の変更云々についてお知らせしましたが、この度は役員人事についても変更がありましたのでお報せいたします。



取締役会長  伊東 正幸
代表取締役  近藤 智平
常務取締役  伊藤 信二
取締役    中川 悟
取締役    栁沼 洋平
非常勤取締役 近藤 一美



代表取締役  近藤 智平
取締役    栁沼 洋平
非常勤取締役 伊東 正幸
非常勤取締役 近藤 一美


 2名の役員が退任し、1名の役員が非常勤となりました。


 その他取組といたしまして

①福利厚生の充実
ベネフィット・ワン社のサービス、ベネフィットステーション加入。レジャーや食事、その他学びや健康に関するサービスを受けられるようにいたしました。

②医療保険の拡充
団体三大疾病補償保険(全員加入型)に入りました。運輸業は脳疾患と心疾患リスクが高く、万一何かがあった時に多額の医療費がかかる場合があります。会社として、何かできること…少しではありますが、見舞金を出し医療費の負担を軽くできれば、ということでの取組です。

③働きやすい職場認証制度 一つ星獲得
昨年から始まった『働きやすい職場認証制度』に申請を行い、一つ星を取りました。継続していけるように頑張ります。今年二つ星狙うつもりが、今年も一つ星のみなんですってね。

④DPFアクティブマシンの導入
昨年より検討しておりました、排気システムの洗浄マシンを導入しました。大型車等ではエンジンを回してから、EGRのバルブ、クーラーを経由し排気温度を下げ、DPFというフィルターで微細物質を吸着、SCRというフィルターで窒素酸化物を水に分解させます。
これらが結構壊れるのです。
今回の導入に伴い、

1.故障リスクの改善
2.環境負荷の低減
3.修繕費の削減と、受託による収益化
を目指していきます。

また今後についても

①社員貸与の携帯電話のスマホ化(今夏)
ガラホを貸与していますが、スマホ化します。

②動態管理システムの導入(今夏予定)
スマホ化に伴い、動態管理を導入し、リアルタイムでの状況把握ができるようにします。

③クラウド会計の導入(今期)
経理業務が属人的になっている為、もっとわかりやすく簡単にできるように現在比較検討中。

④その他クラウドの活用
自動化、見える化、標準化を進め、労働負荷や時間の削減をし、一人一人の生産性の向上を図りたい。

⑤健康優良法人取得に向けて
健康宣言を行い、健康経営に正式に着手。しっかり認定頂きたい。

 等々。もっと将来的に考えるとまだまだ色々あるんですけどね。みんなの知らないところで小さいことも大きいこともこっそりと変わっています。

 こういう報告や告知を沢山すべき場としてブログがあったのに、全然報告しておりませんでした。また何か動きがあればこちらにてお知らせいたします。


おなつ。

2021年6月1日火曜日

8年目

 ブログが開設されて8年が経ったということらしいです。

 当初の2013年~2014年は本当に沢山記事を書いているんですね。人間のやる気というものは凄い、なんていうか、すごいものを感じます。

 わたしが色々勉強したりやってみたり始めたのは2011年とか2012年の頃だったでしょうか。何をどうして良いかわからない当初、勉強というものの焦点を絞って、今必要っぽいものに手を出して食い散らかしていたように記憶しておりますが、一番最初に学んだものに、【組織論】というものがありました。当然その中にはモチベーションの理論であったり、動機付け衛生理論なんかがあったりして。実際企業運営に当たり、一番気にしてきたのが組織論や人間心理だったのに、意外と自分のその辺が弱かったんでしょうね。いや、素直だったとも言えるかもしれませんが。


 8年前のモチベーションは砕かれたままなのかと言うと、微妙にそうなのでしょうが、あの頃がやりすぎだったのかもしれないようにも思います。いや、楽しくやりすぎていたのでしょう(「家でお酒飲みながらやるな」とお叱りを受ける程度に)。

 けれども、こうして8年経った今でもモチベーションなんぞに左右されずとも、書き手も楽しく、読み手も辛くならない内容でお送りしたいとは思っています。

 新卒の社員が上司にぼこぼこにされて丸くなるとか辞めちゃうとか、そういう話を聞きますが、きっとこのブログを作った当初もちょっと調子に乗って叱られて、結構凹んで凹みっ放しになっていたのだと思います。

 人と比べてはいけないよ、人の目をあまり気にしてはいけないよ、と言っている立場の自分が、意外と一番気にしていたりする。なんか、そんな矛盾やら人生の哲学やら考えさせられてしまいますが、とにかくまたも年度を更新して8年目。

 おなつといたしましても、あれやこれややって、言って、ばたばたして、という環境をいつか脱出し、つらつらとブログを書き連ねるだけの日々が来ることを願っています。むしろAIの発達により、おなつではないものがおなつのようにブログを書くことがあるかもしれません。そうなることを願うわけではありませんが、労働の価値が変遷していく真っ只中の令和3年度。本年度も気付き、学び、成長ある一年になる事を切に願います。

 最近、何かと切に願うのです。多分、そういう年なんだと思います。


おなつ。

2021年4月22日木曜日

人事異動のお報せ

 令和3年4月1日より以下の通り人事が行われました。


伊藤信二  常務取締役袋井営業所所長 ⇒ 常務取締役兼人事部兼営業統括本部(new)

栁沼洋平  取締役本社営業所所長   ⇒ 取締役本社営業所所長兼管理部(new)

近藤智平  代表取締役        ⇒ 代表取締役兼相模原営業所所長代行

外岡拓也  業務係          ⇒ 業務係長

鈴木ゆたか 袋井営業所班長      ⇒ 袋井営業所所長

長岡紗都子 営業部秘書課       ⇒ 管理部秘書課

大倉誠   袋井営業所        ⇒ 袋井営業所班長


 「最初はこんな感じのイメージで始まるのではないか」。と書いてあるのですが、これの近藤部分が徐々に栁沼に移り、【一旦独立系】に分類される部署が伊藤に移って行くと。図のものは2月のものだったので、3月審議時点ではもう少し具体的でしたが図がありませんでしたのでこれであしからず。
 newと書いてある部署が新設になるわけですね。もっと細かく言うと、各営業所の整備部門が車両部と兼任になりました。

 一番の試みとしては、今までは「所長が最高ランク」であり、そこから取締役(=経営者)になる事が多かったのですが、所長=取締役となることで一営業所の責任を持つ×3人で、全営業所が上手く行けばとてもイイカンジになるのだ。と思うものに対して、その上位部門が出来たことでしょうか。
 つまり所長は所長、役員は役員(=経営者)であるという分別がされました。これにより担当役員制度が無くなり、伊藤常務が営業所の統括責任(と人事部)を担い、全営業所の全体最適=ルールや付加価値、夏島運輸としての仕事の仕方を統一することができます。元専務の近藤が社長になった後の管理面に対して、「近藤しかわからん」ことを栁沼取締役が少しずつ学び、社会や経済、そしてその中にある企業の環境を整える調整役として抜擢されたという感じです(栁沼しかわからん、を防ぐために秘書課が管理部に移転しています)。
 それにより、
①担当役員制度廃止 ⇒ 役員がフリーになる
②伊藤常務が全営業所の管理責任者となる
③栁沼取締役が全社のインフラ、法務、労務、財務を監督する ⇒ 本社機能増強
④近藤がちょっとフリーになり業務改善の為ピンポイント且つ重点的に動ける
⑤袋井の所長を伊藤常務の後任として殿を持つ

 こうすることで、きちんとした経営的観点を持てる役員と、しっかりCSRの管理が出来る役員が生まれ、経営基盤が生まれるのではないかと密かに思っています。

 ま、世の中の変遷はえぐいですからね。ぬるま湯に慣れたらもうお仕舞になってしまう時代ですので、これくらいの変革は改革にもなりません。これからは、何のために、何を誰がどうしていくのか、より明確にして、社員の幸せの為、お客様から選ばれる企業になる為、新年度から一丸となって努力していければと思います。
 その為にも、まずはわたしたち役員から率先垂範しなければ…ね。

おなつ。