若いころは秋がとにかく好きで、昼は暑いやら夜は寒いやら、茶色に色付いた下北沢なんか行ったりしてオシャレぶっていたりもしましたが、近頃では秋らしさを感じる前に秋が過ぎ去って行くように思います。先週ですらまだ紅葉が全開でなかったのにもう寒い。というか来週には12月になるというのも驚愕です。
年なのかな?とか考えたりもしますが、まぁインドア派の宿命でもあるのでしょうね。
さて、唐突に話は変わりますが物流に携わっていると「循環型社会の形成」の大切さが身に沁みます。天然資源の有効活用によって、持続可能な社会を形成する、という地球にやさしいお話ですね。石油などの天然資源が無い日本にとっては、天然資源の有効活用、循環利用が出来るようなるだけで、製品製造原価の低下だけでなく、深刻な貿易赤字の回避にも繋がるわけですね。当然、循環型社会が形成されたならば国が潤う為に貿易に頼ることの無い社会が形成されるという意味にもなりそうですが。
しかしながら、これらは簡単にできることではなくて、現状では天然資源をどうしても国外から仕入れる必要があるうえ、その資源が無ければ生活することすら困難な状態ですから。
例えば、発電についても原発を使うのであればウランの輸入、GTCCであればLNG、IGCCであれば石炭の輸入が必要になります。日本からは昨年メタンハイドレートの発掘が出来た為、実用化に向けて動き出しているそうですが、現在はガス以外の天然資源に頼り過ぎているということもありき、実用化が出来たところで即普及とも行かないでしょうし、なかなかハードモードです。
そんな妄想をうだうだとしながら結局この先どうなっていくのかしら?とか考えると本当にきりがないのですが、今のままでは循環型社会を目指していても、人口減少による国力の低下が顕れてしまえばそれだけ海外からの影響を受けやすくなってしまって結局はTPP的なお話があれよあれよと進んで循環型って何?みたいになるような気がします。
もっと循環型社会の形成について考えた方が良いし、出来ることは進めて行った方が良くて、というのも、もし循環型社会の基礎が出来ていればTPP参加しても不利になるような話にはならないように思うからなのです。
リサイクルって結構コストが高いんですけれども…
なんでもかんでも経済で測るというのもナンセンスですから、何か別な形の幸福を感じられる社会の形成というのは難しいのでしょうかね。「大体」とか「一部の」ではなくひとりひとりが少しでも、という意味でです。
おなつ。
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