山門を経て、歴史を学びつつ…
こちらは普段立ち入り禁止の場所から、特別撮影させて頂きました。
非常に壮観なる地。
これが鎌倉の八幡宮様や大仏の陰に隠れていたんですね。
本日のメインは、座禅(と解釈しております)。
座禅と聞いて、信和会の仲間達からは
「おなつは来ない」
「おなつはこういうの嫌い」
そういう想いがあったそうで、わたしが来た時にびっくりしておりましたが、
実際のところ、わたしはこういうのは大好物でございます。
背筋の伸ばし方は元より、精神統一、美しい所作まで一応は学んできているという自負があったりします。
さて、話は逸れましたが座禅というのは本当に初めてで、
一体どんな事が起きるやら??
という期待と未知への遭遇への不安がありましたが。。。
わたしの所感では申し上げづらい程、
色々な思案が巡り、一瞬で時間が過ぎる。
そして、集中の深い部分、ある意味夢に近い領域かもしれませんけども
あっという間の時間の中で、幾多数多の時間を過ごしたかのような自分の発見がありました。
なんていうと大げさかもしれませんけど。
座禅の間、警策(きょうさく)という棒で、動いたら打たれる!
みたいな印象がありましたが、自己申告制で、
目の前に和尚様がいらっしゃらったら合掌をして「打って下さい」の合図をする
という形でした。
わたしもせっかくなので打って貰おうと思い、
するすると、和尚様が歩いてくるところを合掌してぴしゃりとして頂きました。
が、正直言いますと、この瞬間が一番心が乱れました。
まず、打って貰いたい反面、ほかの人達はどうなの??痛いの??音だけ??
みたいな雑念がめっちゃくちゃ生まれます。
最後にはやけくそみたいな心構えで合掌します。
で、ぴっしゃりと4回程打たれるのですが、これがめっちゃ痛いっていう。
(後から聞くと、わたしはワイシャツ一枚のみで、他の人は肌着を着ていたから痛くなかったのだとか)
二回目行ったら内出血するんじゃないかっていうくらい痛い一撃を貰いました。
でも、本当に霊験あらたかな地で精神を統一し、
浮世との一切の関わりを絶ち自分と向き合う。
そういう行為をする時間や環境はなかなかないですから、
もし気になる方がいらっしゃいましたら、毎週金曜・土曜の午後5時から予約不要で座禅を行っているそうですので
お時間の都合があれば是非一度体験をしてみるといいかもしれません。
わたしは社員教育にも良いかもしれないと思いました。
また、僭越でありますが、座禅を組む時のコツをわたし独自の方法ではありますがお伝えさせて頂きます。
①骨盤を立て、背骨から頭まで全ての体重を腰にゆだねる
②体は脱力させ、どこにも負担の掛からないように自然体で行う
③呼吸は吐くときに体全体から吐くイメージを持つ。吸うときは勝手に吸う。
④目は開けていないといけないので鼻の頭をぼんやり見る。眠気は一瞬で襲ってくるし、一瞬で寝るという事があると知る
⑤過去、未来について考えない。現在、今、一瞬の自分その他について考える
こうすると、案外簡単に異次元へ飛びます。
わたしは茶道こそ学んだという歴はあれども、禅については無知に等しいので
あまり多くは語れませんけれども、一度行うことによって、
まるで夢から醒めたような感覚、また新しい自分に出会えたような爽快感があります。
決して時間を無駄にするような事はないと思いますので、
もし興味がありましたら人生に一度くらい、
いや、一度きりの人生ですから座禅を行ってみるのもいいのはないか?
と思いました。
わたしも今年に一度、誰かを連れてもう一回座禅を受けてみようかと思います。
座禅で無いにしろ、精神を今に向けて統一するという行為は
今と向き合うという意味でも簡単に行ってみると良いかも知れませんね。
サッカー日本代表の長谷部の言う
「心を整える」
この言葉は、そういった意味のある言葉だと思います。
言うよりも行うが難し
されども、案ずるよりも生むが易し。です。
20分くらい時間が取れましたら是非やってみると良い発見があるかもしれません。
おなつ。
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